この季節になると咲く蓮の花は、遠い昔から親しまれてきました。江戸時代も、不忍池の蓮の花は江戸随一の名所ということで、有名だったようで、数多くの浮世絵で残されています。今日は、朝から気温が34度と予報が出ていましたが、朝5時半起きで、行ってきました。不忍池に7時頃に到着したのですが、蓮の花を求めて来た俄かカメラマンで溢れていました。熱帯低気圧に変わったものの台風の影響もあり、昨日まではずっと雨続きでしたので、一気にみんな押しかけた模様でした。
ちょっと時期を逸したかもと、心配でしたが、バッチリ満開の蓮の花の撮影に成功。それにしても、不忍池は、遠景に弁天堂を配した弁天堂は絵になりますね。
ついでに、周辺を散策。それにしてもこの辺りは、江戸開闢の折に、天海僧正が、京にある名所に見立て、作った壮大なテーマパークだ。見所、満載だ。
まずは、弁天堂に行ってみる。弁天島を通り抜け、向こう岸にあるオフィスに向かうサラリーマンも多く通り抜けるため、早朝というのに人通りが多い。
次は、清水観音堂。月の松の浮世絵が有名。
広重を気取って、カメラに納めてみる。もっとも、当然の話ですが、当時の松ではありません。
ここは、なんだか凄い雰囲気。朱の鳥居を潜りながら階段を下っていくと、右手に花園稲荷神社。
そして左手は、穴稲荷。撮影禁止の為、こちらの写真はありません。なんでも天海僧正が、この辺りを開発した時、住んでいたきつねを追いやったことを憐れんで作ったとの言い伝えがある。入っていくと、厳かで、これぞパワースポットといった雰囲気が漂う。さらに進むと、五条天神社も。
そして、受験生に大人気の上野大仏へ。なんでも、戦争の時に金属放出で、顔だけ残され、これ以上落ちることがないということで受験生に人気とのこと。ただ、朝早過ぎて、まだ閉まっている。受験生だとショックだったろうな。取り敢えず、昔撮った顔だけの写真を貼り付けて置きます。
6m以上もある、でっかい灯篭。そのため、お化け灯篭と呼ばれる。
最後は、徳川家康を祀っている東照宮。
そして、五重塔。秋の方が綺麗だろうな。
それにしても、この辺りは、見どころが多い。色々周って、汗だくになる。これから出社だ。本当に働けるのか…。