現在の江戸城は、皇居東御苑や皇居となっています。
¶ 皇居東御苑…本丸など…晴れた日には永遠が見える
将軍の居城であった本丸や二の丸、三の丸は、慶応3年(1863年)や明治元年(1873年)の火災で焼失しており、当時の景観は残っていません。天守閣に至っては、明暦3年(1657年)の「明暦の大火」で焼失してから再建されないままです。現在、2020年までに再建しようとしている運動もあるようですが…。
しかし、広大な敷地はそのままとなっています。360度のパノラマ、東京にもこんなに広い空があるのですね。「晴れた日には永遠が見える」ような青い空越しに、当時の江戸城の様子が透けて見えるようです。巨大な天守台や富士見櫓など、いかにも城っぽい建物も残っています。一度は、行く価値ありです。ちなみにこの東御苑は、基本月曜日と金曜日を除き無料で一般公開されています。大手門、平川門、北桔橋門の3か所から入れますが、当時の大名や幕閣の登城ルートの大手門から入ってみることをお勧めします。
¶ 皇居…西の丸、吹上
皇居がある場所は、江戸当時は西の丸や吹上と呼ばれる庭園があった場所です。西の丸も、残念ながら明治6年(1873年)に焼失しています。なお、皇居は、申し込みにより参観可能です。
¶ 皇居一周
ジョギングする方にとっては良いコースのようで、かなり多くの方が、反時計周りで走っています。因みに一周約5キロメートルです。でもまあ、ゆっきり歩きながら、一つ一つの門と変わりゆく風景を見て回るのも楽しいですよ。