戦国時代の最後を駆け抜けた武将、真田幸村と真田衆の壮絶な生き様を史実とは別視点で書き起こした傑作。第一巻では、真田幸村が、大坂からの呼びかけに応じ再び起つエピソードや、真田衆の2人の姉妹の活躍を中心とした2編のエピソードを掲載。
出版社 :NS出版
販売 :Amazon Services International, Inc.
発売日 :2019年3月22日
ページ数:118ページ
第一章‐Age‐
関ヶ原の合戦で敗れた真田幸村は、九度山へ配流され、失意の底、日々流れるままに暮らしていた。しかし、ある日のこと、豊臣家より一通の書状が届き、再び、幸村は歴史の大きな渦に巻き込まれていくことなる。
第二章‐Enter The Sister‐
真田家は、長く続く戦国の時代の孤児たちを救い育てていた。彼らの絆は非常に深く、混迷の世に一石を投じようとする幸村に賛同し、それぞれに密命を帯び、各地で活躍していた。その中に武芸に秀でた姉の蓮(れん)、知略に秀でた妹の百合(ゆり)がいた。ある日のこと、上野国の藩主暗殺を命じられる。ところが、城は難攻不落の上、斬波一刀流の使い手の真垣伝兵衛が、姉妹の前に立ちはだかる…
第三章‐Greatest Man ‐
姉妹たちは、旅の途中、仲間が惨殺されたことを知る。越前国福井藩の家老の3尺越えの剛刀に一刀両断されたのだった。果たして、蓮と百合の姉妹は、その剛刀に打ち勝つことが出来るのか…
それにしても、家老の3尺越えの剛刀は、凄まじく、敵ながら、その人間的魅力も含め、必読。